父親の震える手の話
2019年1月に無職で実家で荒れていたところ、
大学病院の精神科に両親に連れて行ってもらいました。
それから1年くらいずっと両親が診察には付き添ってくれていました。
今年になり、通院開始から1年経過したので
40歳前にもなっていつまでも高齢の両親に頼っているわけにはいかず、
「一人で通院する」
と宣言していました。
今までもいろいろな心療内科に一人で通院しまくってきましたが
どうしても自分の偏った意見だけを述べるので
あまりいい診察をしてもらえたことがなかったことがあり、
両親の意見も必要とのことで一緒に診察についてきてもらっていました。
実際にこの大学病院でアスペルガーと診断されています。
一人で通院する宣言してから、
母親は「分かった」と言ってついてくるのを辞めてくれましたが
父親は律儀についてきてくれています。
父親は私が身体の障害で大病したときも
仕事帰りに遠い病院まで毎日律儀に面会にきてくれていたのです。
それを思い出すと今父親がパーキンソン症候群で大変な時に力になってあげたいと思うのです。
キッチンの壁掛けカレンダーに父が震える手でいろいろな予定を記入しているのですが、来月の私の診察日を書き間違えていたらしく、書き直す姿をみていたのですが、
震える手で私の精神科の予定を書く父をみて、情けない思がこみあげてきて泣きそうになりました。
こんな人生の予定ではなかったです。
精神的にも金銭的にも独立して、両親を助けてあげたかった…。